室内に充満したほこりやVOCなどのガスは窓を開けるなどして換気するのが一番早く効率もいいです。ただ、シックハウス、化学物質過敏症あるいはぜんそくなどのアレルギーの人の場合は換気すると外から入ってくる物質でかえってよくないこともあります。
今の住宅では24時間換気をつけることが義務付けられていますが、これも都合が良くない人たちが少なからずおられることも考えておく必要があります。このような時のひとつの手段が空気清浄機を使うことです。
ただ、間違った選択をすると全く効果が得られません
家電店などで売られている空気清浄機の大半は目的が違っていて、ほこりの除去や除菌脱臭などとなっており、化学物質の分解除去はほとんどできません。活性炭が入っているものやオゾンを発生させるものもあり、いくらか期待できるのですが、活性炭の量が少なすぎて効果が今一つだったり、吸着で活性炭がだめになり、吸着したものを放出したりしていることがあります。また、オゾンは分解作用あるのですが人体に有害とされ、なかなかバランスが取れたものはありません。
光触媒方式もあります。ただ、反応速度が遅く敬遠されていました。
一方では活性炭などの吸着材を積極的に使うものもあります。